「告白」を観てみた
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1年前くらいからfuluに入ってみまして、こないだ湊かなえさんの「告白」を観ました。
いやー…すごかった。
たいていの映画は観ている途中に寝てしまう私ですが、「告白」は深夜に観はじめてもそのまま観続けてしまいましたよね。
なんなんでしょう。作品の力ですかね。
さてと、前情報なしに観てしまったので、ちょっとGoogleで検索してみます。
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 双葉社
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湊かなえさんによる小説、第一章「聖職者」が小説推理新人賞を受賞したデビュー作。2009年には本屋大賞を受賞し、2010年11月時点で累積売上は210万部を突破した超ヒット作とのこと、またしても知らなかったわ。もう6年前の作品なのか…。
そして私が今更感たっぷりで観た映画ですが、中島哲也さんが監督、松たか子さんが主演で、2010年に公開されました。
中島哲也さんはもともとTVのCMを製作していた方で、そのデビュー作は山口美江さんの「しばづけ食べたい」のセリフが話題になったフジッコ漬物百選とののと。
あー…これ覚えているわ…。まさかあのCMを作成していた人がこんな映画を作るとは想像できなかったわ。
その後サッポロ黒ラベル「温泉卓球」篇なども製作しているようなので、スタイリッシュな映像とつながっているような気がします。
「告白」はとても映像がきれいでした。
まぁ怖いけど。
内容については、あらゆるネットで書かれていると思うので割愛するんだけど、私は最初の教室のシーンとかが結構好きです。
松たか子が延々と話し続けるのですが、その画角が教室を上から観たようなシーンが多用されていまして、よくよく考えると、小学校や中学校の先生って歩きながらはなしていたなぁと懐かしく感じました。
高校や大学の先生とかは前に立っているだけだったような。
淡々と話し続ける松たか子と、全然言うことを聞いていない生徒達。
その対比が面白いのですが、物語はいきなり急展開をします。
後半はもうありえないだろこんなことというような話の展開なので、ついていけない人はついていかないだろうな。
物語としてはすべての伏線が回収されて小さなどんでん返しが2、3回繰り返されます。
私の好きな感じなスタイルなのですが、でもなんかしっくりこないのは、話の内容が現実的なのに、そこに至る心理が少し単純すぎるのかな、と思うからなのかな。
人がさくさく死ぬような話って逆にあまり入ってこないですね。
と単純な一言で締めてみる。