意味が分かると怖い話

コピペにコピペを重ねてネットに拡散された「意味がわかると怖い話」シリーズを集めています。

もう見えるぞ

『もう見えるぞ。もう見えるぞ。紙と筆をもってこい』

が、臨終の言葉だったうちのじいちゃん。

未だに親類の語り草になってる。

俺は直接は聞けなかったけど、想像すると怖すぎる。

じいちゃんが死んだのは俺が中学2年のときで、

その遺品の整理をばあちゃんがしてるのを俺は手伝いに(邪魔しに)行った。

古い写真がいっぱい出てきて、最初は面白がって見てたんだけど、

気持ちの悪い写真が出てきてだんだん怖くなってきた。

どんなのかというと、白黒の記念写真で30歳くらいのじいちゃんが、

観光地(温泉街)の名所をバックにポーズをとってる。

何枚もあるんだけど、よく見るとじいちゃんの立ち位置が写真の中心からずれてる。

ぱっと見ぜんぜん普通の写真だけど、そのズレだけで気分が悪くなった。

まるでじいちゃんの隣にだれかもう一人いて、

それでどっちかに寄ってるような感じだった。

見えないけど、これは心霊写真の一種じゃないかと思ってゾッとした。

その写真のことを恐る恐るばあちゃんに聞いてみたけど、

当時ばあちゃんはもう微妙にボケが始まってて、

なにかトンチンカンなことを話し出したけどよく覚えていない。

自分の家に帰ってから、親父にその写真のことを話して、

「じいちゃんは霊感が強かったのか」と聞いたら、

変に真面目な顔でこう言われた。

「バカおまえ、あの写真を撮ったのはばあちゃんだぞ」

どうやら見えていたのは、ばあちゃんの方だったらしい。

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意味がわかると怖い話 解説

解説

おー・・・さりげなく怖い。

最後の最後にドンデン返しがありますね。こういう話好きです。

ばあちゃんは霊が見えていたとして、じいちゃんは臨終のとき何が見えたんだ?という謎が残りますけどね。何か書こうとしているし。

吊橋が倒壊

俺はど田舎に住んでいて

夜10時ごろに電灯も無い吊橋を渡って、

歩いて10分ぐらいのところにある

タバコの自販機へ向かった。

タバコを買い終えると偶然音信不通だった友達に会い、

「久しぶり!」と20分ほど立ち話をしてから帰った。

翌日、テレビを見ると 地元のテレビ局でニュースをやっていた。

「昨日、吊橋が倒壊し…死亡…身元はまだ… 死亡推定時刻は午後8時〜9時」

テレビ画面には俺が昨日渡った吊橋が映し出されていた。

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意味がわかると怖い話 解説

解説

吊り橋が倒壊したのは午後8時〜9時頃なのに、語り手は「夜10時ごろに」電灯も無い吊橋を渡った。 本来であれば、吊り橋を渡ることはできないのに。

音信不通だった友達が実は幽霊で、その倒壊した橋を渡らせてくれたのかもしれないね。

イイハナシダナー・・・

もしくは、この語り部も実は死んでしまっていて、この音信不通の(死んでしまっている?)友人と会ったという話なのかな。

死ねばいいのに(相手を殺す能力)

誰にでも「あの野郎、死ねばいいのに」と思うことはあると思う。

だけど、それが現実になってしまったら・・・。

幼稚園の時、喧嘩した男の子が翌日死んでしまったことはあったけど、ただの偶然だと思っていた。

小学校の時、理不尽は体罰をする先生がいて、僕も酷く殴られた。

「あんな先生死ねばいいのに」と思った翌日、先生は死んだ。

確信したのは、中学の時、僕をイジめていたグループのやつらが全員死んだ時だ。

僕には、死ねと思った相手を殺す能力がある。

自分が怖かった。誰にも言えなかった。

心安らかに、誰にも腹を立てないように生きていかなければいけないと思った。

それでも、高校に入ってしばらくして、僕の周りで何人かの人が死んだ。

不良グループの奴や、感じの悪い女子。

強く願わなくても死んでしまうと知って、僕はショックを受けた。

悩んだあげく、泣きながら母に打ち明けた。

母は驚いて、最初は信じなかった。

けれど、偶然にしては僕の周りで人が死に過ぎるとは感じていたようだ。

父が会社から帰宅し、父も交えて話をした。

両親とも「どんなに辛かっただろう。子の罪は親の罪だ。お前は何も悪くない」と。

言ってくれた。

思い切って打ち明けてよかった。父と母に感謝した。

その夜、僕は心から安堵して眠ることができた。

翌朝―父と母は死んでいた。

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意味がわかると怖い話 解説

解説

語り手の能力は、語り手が「死ねと思った相手が」死ぬのではなく、「語り手のことを」死ねと思った相手が死ぬものだったのですね。

せっかくの打ち明けたにもかかわらず、両親に「こんな子供死ねばいいのに」と思われてしまったのか・・・怖い話というよりは少し悲しい話な気がしますね。

目薬

俺は視力が悪く、今ではメガネを忘れると日常生活もまともにできない。

ある日、友人からある目薬を勧められた。

合法の薬品ではないが、視力を回復することができる目薬らしい。

半信半疑だったが、友人もそれで視力が回復したというので一度試してみることにした。

目薬を友人から受け取り、家に帰って早速説明を読み始めた。

「この説明書をしっかり読み、正しく使用してください。

正しく使用しない場合、視力の低下や、最悪の場合失明の恐れがあります。」

なかなか脅かすような書き方をしてある。

「まず水道水で目を洗い、細かいゴミを落とします。」

俺は洗面所に行き、目をしっかり洗った。

「点眼は片目ずつ時間を置かず、両目を一続きにおこなってください。」

俺は上を向き、右目、そして左目へとスムーズに点眼した。

「点眼後はすぐに目を閉じ、少なくとも1時間は目に光を入れないようにしてください。

目に光が入った場合、目薬の変質の可能性がありますので速やかに目を洗ってください。」

俺は目を固く閉じた。

このままでは時間が計れないので、俺は手探りで友人に電話し、1時間後に連絡してくれるよう頼んだ。

しばらくすると、電話が鳴った。友人から、1時間経ったとの連絡だった。

目を開けるとすでに日も暮れてしまったようで、辺りは真っ暗になっていた。

続きの説明を読まなくてはならないので、俺はとりあえず部屋の電気をつけることにした。

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意味がわかると怖い話 解説

解説

「点眼後はすぐに目を閉じ、少なくとも1時間は目に光を入れないようにしてください。目に光が入った場合、目薬の変質の可能性がありますので速やかに目を洗ってください。」

を読んでいる時点で、目薬を点したあとに「すぐに」目を閉じていないよね・・・

「辺りは真っ暗になっていた。」 って、それはきっと目が見えなくなっているからじゃないだろうか・・ 電気を点けたら(点けられるのか?)いったいどうなってしまうんだろう。

怖いす。

僕がオリジナル

コレはとあるサイトで見たかなり怖い話なんですが。

最近ある通り魔が某地方都市で有名になってるらしいです。

何故有名かというとその通り魔の犯行にはある特徴があって、

絶対に被害者は自分の家やアパートの玄関前で襲われているのです。

そして被害者の手には絶対に鍵が握られてるそうです。

つまり・・・みんな家に入るホント直前で殺されているのです。

その殺された被害者は全員信じられない程歪んだ表情で息絶えているそうで、

遺族の方の中にはその表情を見て気が狂ってしまった人もいたとか。

多分被害者は死ぬ寸前に例えようの無い恐怖を感じたのではないでしょうか。

そして、恐らくその通り魔はそれこそを求めている。

家に着いたという安心、安息から一気に死の恐怖へ。

迫る影。焦り。震え。上手く鍵がさせない。さらに迫る影。こわばる表情、悲鳴・・・。

そんな被害者の変わってゆく様を至上の喜びにしているようなキ○ガイが未だに捕まってないのです。

だから、あなたも家の前まで着いたからといって決して油断してはいけません。

鍵を開けて中に入るまで決して・・・・。

・・・なんて、

実はこれサイトで見た怖い話でもなんでもなく、

僕がオリジナルなんです。

僕が。

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意味がわかると怖い話 解説

解説

言葉通り。

ただ鍵を握っている状態だと家に帰ってきたときなのか、家を出た直後なのかわからない。

これを「家を出たとき」と断言し、ここまでリアルに心情を表現できるばならば、この語り手がオリジナルなんでしょう・・・

あれ、これ実話なのかな・・